
入馬師匠
「ばむ小僧」てえのは、「Oh!しゃれ工房」の符丁で
まだまだ半人前の大酒のみのことをいいます。
●そもそも「小僧」とは、
仏門に入って、まだ修行中の者を指す言葉。

入馬師匠
即ち、まだまだ半人前。
●一方、「うわばみ」という言葉がある
巨大な蛇、大蛇、おろちを表す名詞。
大蛇は物をたくさん飲み込むところから大酒飲みや酒豪を指す。
名詞であるから、当然活用しない。「うわばみます」とは云わない。

入馬師匠
だけど、「Oh!しゃれ工房」的には、「うわばむ」があってもいいってことで...
なんだか楽しそうな ま行五段活用。
未然形:うわばま・ない うわば・もう
連用形:うわばみ・ます うわばんだ
終止形:うわばむ。
連体形:うわばむ・とき
仮定形:うわばめ・ば
命令形:うわばめ。
...と云う訳で、
連体形「うわばむ・小僧」にたどり着いた。
大酒のみのまだ半人前ということだ。

入馬師匠
ちょいと長いんで、「ばむ小僧」にしちまおう。

ばむ小僧
「あいつはばむね。」てな使い方。
まさに符丁の世界ですなあ。
●更に、「ばむ」と云う接尾語もある。
名詞に付いて動詞をつくり、…のようすが現れる、…のようすを帯びる、などの意。
「気色 (けしき)ばむ」「黄ばむ」など。
「うわ」が省略され 「ばむ小僧」と なったことで、
接尾語「ばむ」としての意味合いも濃くなったのである。
「気色ばむ小僧」「汗ばむ小僧」「黄ばむ小僧」等のように
「○○ばむ小僧」は、
○○ のようすを帯びた半人前という意味も含まれることとなった。

ばむ小僧
いずれにしても鼻垂れ小僧なのであります。
呑み過ぎには気を付けましょう。
shall we 断酒?
